トネリコで曲げ木

冷え込むことの少ない今年の冬ですが、
先月末より不意に訪れる真冬の寒さ。
しかし今年の工房は快適そのもの。
なぜなら、天井と仕切り扉が付いたから。

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ストーブを点ければ手加工場は10℃ほどに保たれ、
ボンドによる接着作業も安心してできます。
秋の内にがんばっておいて良かった。

さて、
昨年冬にトネリコの丸太を製材して丸一年。
そろそろ使って行こうかと、桟積みをばらしてみました。

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外に置きすぎたせいで表面が黒ずんでしまいましたが、
一面削ればきれいな木目が現れました。
北米材のアッシュに似た木目です。

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触った感じ、重さからは、
乾燥はすすんでいる様子でしたが、
乾燥度合いにさほど影響のない曲げ木から使ってみることにしました。

期待通りの弾力。
同じ寸法の栗材では内側にしわが入って曲げがいびつになりましたが、
トネリコではきれいなアールが出ます。
曲げに適していることが確認できました。

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生木の自然乾燥はここ京北ではなかなか難しいですが、
丸棒構成の椅子ならホゾの部分の強制乾燥で対応できるので、
希少なトネリコでも丸太買いが十分活用できそうです。

2015年 大晦日

今年も気づけば大晦日。
いつまでもゆるい寒さのせいで、
体が暦についていけてない感じがします。
おもての梅の木にも花がついてました。
完全に咲く時期間違えてしまってますが、
春にもう一度咲くパワーのこるんだろうか。

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子供さんのクリスマスプレゼントに、
お絵かきテーブルを作らせてもらいました。

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うちのブログに載っていたサイドテーブルのデザインをもとに、
細かなご希望を織り込みながら完成させました。
木部は栗、棚部分は籐編みです。
今年やった試みを少しずつ取り入れたような作品で、
一年を振り返りながらの仕事をさせてもらいました。
そして年末は、
来年6日よりの出店に向けての製作で締めくくりです。

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定番の曲げ盆、オーバルボックスに加え、
新たに折りたたみスツール、テーブルに取り組んでいます。
年明け早々のスケジュール、予想以上にハードです・・。

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梅田阪急9階祝祭広場にて、
1月6日〜11日まで。
6日と11日には妻と交代で在廊します。
是非お出かけください。
上記イベントのほかにも、
楽しげな新年を迎えられそうな案件が数件ありで、
まいてきた種が芽を出す年になる予感。
楽しみです。
皆さま、よいお年を。

軒を伸ばしました。

ギャラリースペースの本格始動に向け、
改修作業に時間を割く日々。
かつてシャッターが付いていた西側の平面。
入居時にベニヤで塞いだまましのいできましたが、
ようやく本腰で手を加える時が来ました。
観音扉を付け、更に軒を延ばす計画。
大工さんに助太刀願いながらの作業の様子を画像とともに。

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ビフォー。

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観音扉のサイズに合わせて間柱を立てる。
ヤギたちも何が起こるかと注目しっぱなしです。

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桁、柱の加工に入る。
桁杉の高さは270㎜、柱は140角の栗材。
大工さんの工具を借りながら、
細部の加工は手作業で。

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二人でやれば工程はスムーズ。
重たい桁をホゾ組み準備場所まで担ぎ上げ、
無地納まるか・・。

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架かった!
桁、柱、それぞれのボリューム感がかっこいい。。

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垂木を並べて・・。

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野路板を張る。

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ルーフィングを張って今日はここまで。
都合2日で結構進みました。
大工さんさまさまな今回でしたが、
再び1人での作業が続きます。
鉄骨の工場跡に木材がくっついて、
おもろい感じが出てきました。
楽しみ楽しみ〜。

三寒四温

3月も後半。
三寒四温の日々ですが、いかがお過ごしでしょうか。
近所ではようやく土筆が顔を見せ始めました。

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数日ぽかぽか陽気が続いたかと思えば、
急に雪が積もったりして。
かなり差の激しい気候変動の日々、
皆様お体に気をつけて。
このところ家具の製作の合間に、
家具修理の仕事など、
諸々の仕事をこなしながら過ごしております。

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上の画像は、
天板の割れた座卓の修復の模様。
構造上、割れを元に戻すのはできないので、
割れはそのままに補強、
隙間をパテとカシューで埋めていく作戦です。
当工房では、
製作以外にも、古家具の修復、リメイクも承りますので、
ご相談ください。
さらにその合間に出かけた丸太の市にて落札したトネリコの丸太を、
製材所で挽いてもらいました。

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トネリコはバットなどにも使われる「しなり」のある木。
うちのチェアーのような細いスピンドルには適材なのですが、
製品材としては流通は皆無と言ってよく、
市では良い買い物ができました。
小口に割れ止めを塗って、
丁寧に桟積みして、
初夏までは外に干しておきます。
乾燥して使えるのは少し先でしょうが、
曲げ木などに使っていきながら、
試して行こうと思っています。

作業場のこと

昨日は近所の神社にて、えべっさんのお参りに行ってきました。

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雪の溶け残る、近所の山国神社。
工房を立ち上げてから初のお参り。
いただいた熊手は、作業場の得等席に飾りつけ、
今年の仕事の順調であることを願います。

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そして作業場では、
昨年末にできなかった片付けと、改修作業が展開中。
もともと鉄工関係の作業場であったこの場所は、
天井高が5メートルほどあり、
しかも壁面の一角は板金が張られておらず、
いわば半外状態。
昨年には作業場用の鉄板ストーブを導入しましたが、
どれだけ燃やしても熱気は上に上がり、抜けるばかりで室温は一向にあがりません。
この季節は、室温は常に5度以下。
多くの木工用接着材の耐用温度の下限が5度ほどなので、
ごまかしごまかしの作業になります。
このままでは仕事がままならぬ・・、
良い接着剤はないか、何か解決方は・・、と考え、
思い切って天井を低くし、手加工場と機械場を分ける仕切りを作ることにしました。
家の改装が落ち着いて来たところで、
今度は工房。
環境を整えるのも仕事の内、と自分に言い聞かます。
とはいえさすがに大掛かりなので、
家具作りとの並行作業にて。
完成は暖かくなるころでしょうか。

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2015年スタート

新年明けましておめでとうございます。
山の家具工房2015。

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新年のスタートはスプーンづくりから。
まっさらな気持ちで。

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怪我をしないように、注意点はありますが、
削り方、道具のチョイスは自分次第。
驚くような技、集中力を見せてくれる人もいます。

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夕刻までの3時間半で、皆1本ずつ仕上げられました。

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昨年まで寝泊りしていたこの場所を、
今年からはギャラリースペースとして使えるので、
スプーン教室然り、
もっと色んな方に来てもらえるように、
今年は昨年までに増して色々やることが増えそうです。
ようやくスタートラインに立てそう、という感じ。
作品作り、空間作り、日々の暮らし、
ひっくるめて、ライフワーク。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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年末の仕事

ブログの更新をサボっている間に、
季節は秋から冬の只中に。
秋のうちにギャラリースペースでの生活はピリオドが打たれ、
新しい階上の住居では、ダルマストーブがフル稼働中です。
もっと大型のストーブを入れるまでの繋ぎに、と思っての導入でしたが、
今のとこ十分に暖が取れ、
薪が入れにくい難点を除けば、安価だが結構使える代物です。
部屋の壁、床下、天井裏に十分に断熱材を仕込んだこともあって、
外壁の板金一枚のみのがらんどう空間の一階比べると、
部屋の温まり方は雲泥の差です。
薪ストーブを生かすには、
本体、煙突、部屋の断熱のバランスが大事なんですね。

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今日までに納めた事例を二つ。
くるみのスピンドルチェアー。

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能登でのイベントにて知り合った方からのご依頼。
うれしいご縁でした。
サクラの円弧テーブル。

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こちらは京都市内のお客様。
最初は丸テーブルを検討されていましたが、
同じ外径でも、より天板のスペースがとれて、
且つやさしい印象になる円弧の形に決定。
全体のイメージをまとめるまで、かなり多くのやり取りがありましたが、
そのかいあって、仕上がりには大変喜んで頂けました。
年末のこの2つの仕事では、
大手メーカー家具や、北欧デザイン家具、
果ては安価な外国産家具まで、
膨大な家具選びの選択枠のある昨今、
個人家具工房として、何ができるのか、
ということを意識しながら取り組みました。
具体的には、
製作に入るまでのプレゼン、製作中も工程を2度ほど画像とともにお知らせしました。
まず当方の作る家具、家具作りへの姿勢、
ポリシーみたいなものを知っていただき、
仕事になれば、お客様の希望に耳を傾け、
お客様の空間作りの物語に付け加えられるようなものを提供する。
そういうことをやっていけるのが、
小回りの利く個人家具工房のメリットだと思うし、
またそれが自分の喜びでもあります。
ただの製作にとどまらず、
そういうことをいくつ積み重ねていけるかが、
今後の仕事の価値だと感じます。
そのためには、もうちょっとこまめなブログ更新もせねば、と反省もしつつ、
来年もがんばって参ります。
みなさま、良いお年を。

「かわいい」かたち

スピンドルチェアーを製作中。

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毎回座面の形が変わっています。
座り心地変化の出る部分には手を加えず、
いかに「かわいい」かたちに仕上げられるか。
小さいものや子供がかわいいとかのそれとは違う、
かたちを褒めるときのこの「かわいい」という表現。
根源的な魅力をもったものに感嘆して投げかけられる言葉だと思います。
この「かわいい」を言ってもらえるものをいくつ世に送り出せるか。
つくり続けられるか。
つまるところそれが仕事の価値のような気がします。
そういうところを目標にしていきたい。
大仰ですが。

カンナちゃん

雨ばかりが続いて、
もしかしたらこの冬はこのまま雪も降らずに終わるんじゃないか・・、
なんて思ったほどでしたが、
ようやくみられたこの景色にほっとさせられました。
でも寒さも一気に強まり、作業中はキツい冬本番です。

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さて、
今年最初の大仕事として、
ダイニングセット、壁面カウンター収納一式などの大口のご注文を頂いています。
その製作に入る前に・・。
小ガンナ作り。

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電気ガンナの刃を切断して、
自作の台にすえて作ります。
以前から使っていたものの台が磨り減ってきたので、
少し前から作りたかったんですが、
この機会に4個ほど作りました。
自作の道具といえども、
面取りとか、曲面の仕上げとか、
これがものすごく重宝するんです。
電気ガンナの刃が2枚セットで2400円。
その2枚から小ガンナ10個分が取れるから、
小ガンナ一個当たり240円。
めちゃめちゃ重宝して材料費一個240円とは、
益々かわいく思えてくるかわいいカンナちゃん。

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切れ味もご覧の通り。
懸案を一つクリアして、大仕事に望みます。

2013年の瀬

気が付けば、早や年の瀬。
片付けたかった仕事が残り、
きりの悪い仕事納めですが、
正月ぐらい、ゆっくりすることにします。

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今年は、4月に新しい作業場兼住居に居を移し、
更に住まいに手を加える作業を、仕事と平行して行っていました。
業者さんには入ってもらいましたが、
自分でやる部分との兼ね合いもあり、
常に仕事と、家作りとに追われていた気がします。

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工房を設立して5年目。
ロッキングチェアーや箪笥など、
じっくりと素材と向き合いながらやれる仕事も与えていただき、
何点かの紹介できる作例を残すことができました。
願わくばこのような仕事に、より多く関りたいと思うのですが、
家作りや、町内の行事など、仕事以外のことで時間をさかなければいけないことも多い日常、
「一生懸命取り組めば、その全てが君の作品になる」というある方のアドバイスに、
心を落ち着け、やっています。
一歩一歩、です。
去る22日には三女が誕生。

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はかなげだが、抱けば確かに感じる命の実在。
子供達3人の関係性は、
僕らを楽しませてくれるでしょう。
今年一年出会えた方々、
支えていただいた人々に感謝を込めて、
今年のブログを終えたいと思います。
皆様、本年はありがとうございました。
よいお年を。

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