京都、京北にある家具工房です。
京都の市街地から北に向かった山間部にある京北。森に囲まれたこの地で仕事をしています。
無垢の木でできた家具は、他の人造の素材でできたものにはない良い質感があり、私たちの生活を豊かにしてくれるものです。
そんな素材の魅力を生かして、永く付き合っていける家具を作っていくために、木と向き合い、ものづくりと向き合う日々です。
無垢の木について
現代人の生活において、人造素材に取って代わられることの多くなった無垢材ですが、触れた感触や、経年変化で得られる風合いは他にはないものです。
ただ、オイルで仕上げただけの、木の手触り感を残した家具は、扱い方によっては傷みやすく、とくにテーブルには数回のオイル再塗装のメンテナンスをお客様にお願いしております。
少し気を配って使っていくことで、より使い手に馴染んだ道具になっていきます。
材について
作るものに応じて様々な樹種を使い分けていますが、繊細でくすんだ表情を持つ「クルミ」、色目は爽やかですが木目がはっきりしていて、木の魅力が伝わってくる「クリ」、褐色に変化していく経年変化が味わえる「サクラ」などの日本の雑木をストックしています。
強度が必要な箇所には硬い、粘りのある材を、手に触れることの多い天板、座面などの箇所にはより柔らかい肌あたりの材を、と、適材適所を心がけています。
作り手
田路 宏一
1978年大阪生まれ
7年間アンティーク家具の修復に従事
京都市京北に移住し、UNOH家具工房にて1年半修行
2009年京北にて工房開設
2011年に初個展後、
クラフトフェア、グループ展など、
幅広いフィールドで活動中