ブログの更新をサボっている間に、
季節は秋から冬の只中に。
秋のうちにギャラリースペースでの生活はピリオドが打たれ、
新しい階上の住居では、ダルマストーブがフル稼働中です。
もっと大型のストーブを入れるまでの繋ぎに、と思っての導入でしたが、
今のとこ十分に暖が取れ、
薪が入れにくい難点を除けば、安価だが結構使える代物です。
部屋の壁、床下、天井裏に十分に断熱材を仕込んだこともあって、
外壁の板金一枚のみのがらんどう空間の一階比べると、
部屋の温まり方は雲泥の差です。
薪ストーブを生かすには、
本体、煙突、部屋の断熱のバランスが大事なんですね。
今日までに納めた事例を二つ。
くるみのスピンドルチェアー。
能登でのイベントにて知り合った方からのご依頼。
うれしいご縁でした。
サクラの円弧テーブル。
こちらは京都市内のお客様。
最初は丸テーブルを検討されていましたが、
同じ外径でも、より天板のスペースがとれて、
且つやさしい印象になる円弧の形に決定。
全体のイメージをまとめるまで、かなり多くのやり取りがありましたが、
そのかいあって、仕上がりには大変喜んで頂けました。
年末のこの2つの仕事では、
大手メーカー家具や、北欧デザイン家具、
果ては安価な外国産家具まで、
膨大な家具選びの選択枠のある昨今、
個人家具工房として、何ができるのか、
ということを意識しながら取り組みました。
具体的には、
製作に入るまでのプレゼン、製作中も工程を2度ほど画像とともにお知らせしました。
まず当方の作る家具、家具作りへの姿勢、
ポリシーみたいなものを知っていただき、
仕事になれば、お客様の希望に耳を傾け、
お客様の空間作りの物語に付け加えられるようなものを提供する。
そういうことをやっていけるのが、
小回りの利く個人家具工房のメリットだと思うし、
またそれが自分の喜びでもあります。
ただの製作にとどまらず、
そういうことをいくつ積み重ねていけるかが、
今後の仕事の価値だと感じます。
そのためには、もうちょっとこまめなブログ更新もせねば、と反省もしつつ、
来年もがんばって参ります。
みなさま、良いお年を。