diary

栗のテーブル

小ぶりなダイニングテーブルを製作しました。

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L1500×W700
栗材

コンパクトなサイズで、2人での使用に最適に感じます。
使用した栗は工房の近くにある栗専門(珍しいです)の材木屋さんで入手。
遠方の材木屋さんに電話一本で材の手配を済ませることもありますが、
やはり材を実際に見て買える安心感は大きいです。

天板の反り止めは落とし蟻。

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納品先は何かと引き合いのある金沢。
妻の実家もあることもあってか、
やはり縁のある模様で、ありがたいことです。
今年は10月に能登島である「のとじまてまつり」にも参加しますので、
来月も石川に行けるのが楽しみです。

盛夏

気温が高く、雨の少ない今年の夏。

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畑の野菜も、庭の木々も乾き気味で、
ヤギも与えた水を待ってましたと飲み干します。
乾燥しているのは餌の干し草を作るのにも、木工作業にも好条件ですが、
暑すぎるとそれはそれで木の反り、ボンドの接着不良が起こり、
気を遣う作業は気温の低めの朝晩に、ということになります。
暑い昼間は川でシエスタです。

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このところ下請けの職人仕事が続いていたなか、
オーダーの仕事もいただきました。

3本脚のキッチンスツール。

A B C言語

トネリコ材。
お客様の身長に合わせ、高さ500㎜で製作しました。
3本脚は座る角度によっては転倒しやすく、
座り心地と安全性を両立させるのは難しい題材です。
でもキッチンでの場所を取らない小ぶりなちょい掛けには、3本脚のスッキリ感は捨てがたい要素でもある。
使い手の方との相互理解の得られた今回は、サイズ感と、座り心地を優先する形を採用しました。

そしてお盆を前に次に製作する栗のテーブルの天板の木取りをしました。

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1500×700と、今までにない小ぶりなサイズ感なので、
仕上がりが楽しみです。

暑さと向き合い、スローペースの8月です。

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着物収納

少し前に、完成した着物収納を納品しました。

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外装、引出しの前板は京北近郊のヒノキ。
棚板など内装材は桐で製作。

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もちろん畳紙(たとうし)のサイズぴったりに製作。

ご注文いただいたお客様は旅館業をされていて日常的に着物を着られる方で、
日々の着物の出し入れ、シーズンオフのものの収納など、
多種な収納用途にそれぞれ応える、理想の着物収納を目指しました。
プランニングの段階では、お客様が実際どの程度の収納量を求められているか見えなかったので、
本体は分割式に
引出しや棚板も一杯、一枚単位で見積もりを出し、
希望によって自由に増やしていける方式を取りました。
このやり方は今後の箱もの家具の製作提案にも生かしていけるやり方だと思いました。

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特によく着る着物は簡易に折りたたんでハンガーに吊るしたいとのことだったので、
仕上げにオリジナルハンガーも作りました。
片側から掛けられる形状。
強度が得られる木取、仕口で、丈夫なものになりました。

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納品を手伝ってもらった妻から早速自宅用の製作依頼が出ました。。
納品した着物収納を作った動きがまだ体の中にある内に、かかって行こうと思っています。

 

地域密着

梅雨前の晴天の元、
兼ねてから準備していた畑にサツマイモの苗を植えました。

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近所の畑を間借りして、
始業前に雑草を引き、耕し、畝をマルチで覆って・・。
一週間ほどの朝の畑仕事でした。
マルチは地中のイモの割れ防止になり、
さらにマルチの上に土を被せると葉の焼け防止になり育成がよくなるとか。
近所にはそんなことを教えてくれる心強い畑の先生がいます。

その畑の先生が引っ越す家(京北内)のキッチンを作らせてもらいました。

キッチン1 キッチン2

地元の杉の柾目を前板に使用。
脚元の大部分はオープンとして、
左端、ガスコンロの横スペースはキャスターで引出し可能なスパイスカーゴを収納。

キッチン4

杉の赤身に真鍮の引き手が映えます。

キッチン3

搬入は来週辺りの予定。
古民家を先生自らが中心となって改装し、
ようやくゴールが見えてきたところのようで、
こつこつと我が棲み処を形作る苦労、愉しみ、察して余りあります。

そして続けての製作も地元の方へ。
着付けの先生の着物収納です。_MG_5443

各種沢山の着物を収納し、
それらがどこにあるかわかるように、
上半分以上はオープンの棚にします。
その他ヒアリングで得た細かい要望を盛り込みます。

ものづくりの欲求に加えて、
手に入れた技術で身の回りの人たちの幸せに役立つ仕事がしたい、
という気持ちも仕事のモチベーションの一つになっています。
自然でシンプルな形の「地域密着」。

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秋においしいサツマイモがとれますように。

エントランスドア

随分温かくなって来たこのごろ。
庭の木々に新緑の葉が生い茂って緑のカーテンができあがりました。
5月の透き通った空の色との対比が美しい。

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今年もジャガイモに挑戦しています。
昨年は畑にヤギの堆肥を入れすぎたせいか、
虫が発生して葉を喰われてしまったので、
今年は木屑を土に混ぜるのみで畝立てしてみました。
今のところ順調な様子で、
獣除けの柵も新調した今シーズンの菜園は、期待大です。

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ギャラリースペース用にエントランスドアを製作しました。

ドア

鏡板

クリで製作。
ノブも変色させたクリで作りました。
クリ材は近所で柾材が買えるので、建具の製作にも対応できそうです。
出来上がりにすがすがしく、シルバグレーに変わって行く経年変化が楽しめます。

ノブ

観音扉として取り付け、
開口部を覆っていたブルーシートが取り去られ、
店構えが整ってきました。

外

これで建物の大がかりな部分についてはある程度手が及んだ感触で、
後は細かい部分、
そして展示する作品群の製作に力を入れたいと思います。

アトリエめぐり2016

4月29日より3日間の「アトリエめぐり」の日程が終了しました。
イベントに際してギャラリー部分を整備して、
こんな感じでお迎えしました。

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棚などは急造ものですが、
室内にはだいぶ手が加わって来たので、
あと南向きの扉を製作すればひと段落といったところだと思われます。

バターナイフ作りのワークショップには、ほぼ定員の方に参加いただき、
完成後のパンの試食まで、楽しんでいただけました。

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販売コーナーでは妻担当のさおり織のリメイクブランド、「ijot」の商品も展示。
売り上げは熊本地震の復興支援に募金させていただきます。

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アトリエめぐりは、京北で10年以上も続けてこられたイベントで、
イベントのリピーターの方が多く来られ、
また、うちの建物は前から気になっていて、一度寄りたかった、とお越し頂けたり、
ワイワイと、賑やかに楽しく過ごすことができ、充実した3日間でした。
人に訪れてもらうための器としての場所がようやく整いつつあることを感じ、
今後の展望に思いを巡らせています。

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ワークショップ開催

ゴールデンウィークに開催される「京北アトリエめぐり」の一環で、
ワークショップを開催します。

バターナイフ作り
~完成後自家製ジャムでパンを食べよう~

4月29日、30日
各日11時、13時、15時の3回
各参加4名まで
参加費 1,000円(要予約
場所:京都市右京区京北塔町宮ノ前58
山の家具工房
℡ 075-853-7039

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以前にもバターナイフ作りは開催していますが、
今回はできた作品を使って、
地元産ニンジン、ブルーベリーを使ったジャムをぬって、
パンを食べる所まで。
京北ならではの部分もプラスします。

是非ご参加ください。

クルミのダイニングセット

4月です。
京北にも春がやってきました。
冬の間は家の中に籠っていた人たちが、
待ちわびたように畑仕事や庭仕事に表に現れ、
急ににぎやかに感じます。

桜の花は今日現在では七分咲き辺りでしょうか。
来週の娘の入学式には盛りを過ぎてしまうでしょう。

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少し前になりますが、ダイニングセットを納品しました。

クルミセット

1500×800のクルミのテーブルと、
スピンドルチェアーのセット。
優しい風合いと肌あたりがお気に入りなクルミを使った、
当工房イチ押しのダイニングセットです。
小物を扱っていただいている金沢の雑貨店「LINE」さんを介した、
嬉しいご縁でした。

スピンドルチェアーは、
座面、背もたれをクルミで、
脚、スピンドル、貫はトネリコを使っています。
細いスピンドルの様な部材にも、粘りのあるトネリコは有用です。

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同時にクリでも製作。

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瀟洒なクルミの佇まいに比べ、
木目がはっきりしている分、より大胆な雰囲気です。
シンプルなデザインだけに、
材質により違う印象が感じられて、作り手としては面白いところです。

 

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よろしくお願い致します。

雑誌掲載のお知らせ

3月11日発売の「チルチンびと」87号に掲載していただきました。
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8ページに渡って仕事のこと、生活のこと、
ものづくりへの思いなどについて紹介いただいております。

取材は1月中旬。
東京より編集者の方々が来られ、
朝から夕方までみっちり取材。
撮影主体で、文面のための受け答えをするには慌ただしく、
口下手な私も相まって、しっかり内容を提供できたか心配でしたが、
その後のメールやり取りの修正作業を経て、
きれいにまとめていただきました。

細かい仕事の内容よりも、
仕事と暮らしが繋がっている生き方に焦点を当てる趣旨の記事づくりで、
自分としてそういう部分は目指していたものなので、
思いの丈をお話しさせてもらいました。

工房を開設して6年のまだまだ駆け出し(?)ですが、
家具作りの一つ一つの工程、
仕事に向かうまでの段取り、
家族との暮らしや、地域と関わる諸々のことなど、
それぞれに対する目的意識が以前よりはっきりしてきているのを感じます。
何のためにするのか、
何をどう表現したいのか。
そして生きることの全ては繋がっていて、
その中で仕事として木工を生業としていれられることに喜びを感じます。

季刊誌なので3か月は書店に並ぶことになります。
お手に取ってもらえれば幸いです。