栗の本棚

京北の知人より、
「子どもたちの教科書などをキチンとしまえるような本棚を作って欲しい」
とのご依頼をいただいたのは春の事。。
十分な準備期間、製作時間を頂き先日納品させていただきました。

ご兄妹それぞれのために、同じ形状で2台製作。
まだ小さな末のお子さんの手が届かない高さに引き出しを付けました。
一見子供家具には見えない見た目ですが、
大人になっても使える飽きの来ないデザインで、
使い込むことで今はさっぱりした栗材の色目が深みを増していきます。
ご両親の思いのこもったこの栗の本棚を、
使い続けて行ってほしいなと思います。

クリの靴箱、ヒノキの洗面台

昨日投稿のキッチン一式と同じ物件での納品事例を。

 クリの靴箱。
 玄関スペースにスッキリ納まるサイズ。

 ヒノキと杉の洗面台。
 どちらも京北産材です。
 近郊材は入手の圧倒的手軽さがあり、適材適所でもっと使っていくべきと感じます。ヒノキは柔らかすぎずカンナ当たりも良いので節が少なければ非常に仕事しやすい材です。
 天板の杉材の防水処理が懸案でしたが、今回は社寺建築の外部塗装にも使われているガラス塗料という浸透性の塗料を使用しました。ガラスの成分と同じケイ素が漆のように木に浸透し、木の成分と同化して硬化する仕組みで、オイル塗装のような木そのものの手触りは楽しめます。特に杉は柔らかいので、この塗料で硬度を少しでも高められるのであればうってつけだと思います。

 建築とのコンビネーションで沢山のトライをさせていただいき、学ぶところの多い充実した仕事をさせていただきました。感謝。

 設計、施工:カモノセログ

山桜の箪笥

3月より段階的に製作を進めてきた山桜の箪笥が完成しました。

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w850×h800×d430の2台の箪笥を並べて使う想定で製作。
本体に山桜、引出しの内部はシナ無垢、裏板も含め、総無垢仕様です。
将来の配置換えも想定し、背面に至るまで見栄えに気を配った作りにしました。

引き出しの継ぎ手は包み蟻継ぎ。
加工自体も精度が求められますが、
加工中にも少しの温湿度変化で材はどんどん反り、動くので、
各材の動きを予測した配材が求められ、
合計箪笥8杯分の大量の材との対話を楽しみました。

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納品先は遠く鎌倉。
足を延ばして納品させていただきました。
杉材のふんだんに使用された室内で、
褐色に変化していく山桜の箪笥が時を経るごとに存在感を増すことと思います。

ヒノキの本棚

京北にも遅めの桜の季節がやってきました。

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見ごろは明日明後日ごろ。
京北の桜の名所としては常照光寺の枝垂桜がありますが、
そちらはの見ごろもう少し後になります。
春が来て、田植えの準備などみんないそいそと忙しく、
田舎も賑やかな季節です。

ヒノキの本棚を製作しました。

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修行時代の先輩、KLOSS小田さんによる質実剛健なデザイン。
今回はコスト面から採用になったヒノキですが、
ノックダウン構造にも耐える強度があり、
仕上がりを見ても、正解の選択だった気がします。
いつもヒノキを仕入れている近所の材木屋さんの話では、
ヒノキの場合ある程度節があるほうがすっきりし過ぎず味のあるものができるので、
そんな丸太を製材しているとのこと。
その話のとおりの仕上がりになったなと思います。

続いて18日からのグループ展用の椅子を製作中。
数年来の目標だったアームチェアーに挑戦。
ギリギリです。。

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