ローバックアームチェアー、スツール、2本脚テーブル納品

ブログ更新が滞っている間に季節も春に。
娘二人が揃って進学し、非常に慌ただしい我が家です。
朝、思いがけない積雪があったりと三寒四温の京北ですが、
畔には土筆が顔を出していました。
そろそろ田んぼの準備もしなくちゃと…。

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少し前になりますがテーブルとチェアーを納品しました。

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2本脚のダイニングテーブルと、
曲げ木のローバックチェアー、スツールのセット。
設計事務所支給の天板は栗の一枚板。

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普段は幅を剥ぎ合わせて天板を作ることの方が多いですが、
これ程上質な材だと説得力というか、
カジュアルなデザインの中にも風格の感じられる仕上がりです。
今回は設計士の方の提案で、天板高を650㎜と低めに設定。
通常は700㎜ほどですので、5㎝マイナスの「低座生活」的高さ設定です。
椅子の高さについては施工大工の沖本さんと相談し、
通常座面高420㎜を2㎝マイナスの400㎜で製作。
使っていて椅子が高く感じられたら調整させてもらうことにしました。
施主さんは通常のテーブル高の暮らしをされていらっしゃったので、
変化を緩やかにする配慮です。
完成した椅子にかけてみると、テーブル高とのバランスは非常によく感じられ、
椅子単体で見ても、座面が低くて膝がより曲がるせいか、座面高420㎜の時に感じられたお尻が少し前に滑る感じが解消されていました。この感覚は個人の体型によって変わるのかも知れませんが、座面高や座面、背もたれの角度を設計するのに、とても有益なデータを一つ手に入れることができました。

来客用にとのことなので、普段はダイニングにはセットされないであろうスツールですが、せっかくなのでテーブル天板の形状と座面の形状を似せて作りました。山桜らしい褐色がいい経年変化をしていくことでしょう。

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住宅設計 : M’s建築設計事務所
施工 : 沖本雅章