水面下(?)で進行してきた企画。
日が迫ってきました。
「日本におけるシェーカー・スタイルの影響展」
6月10日〜23日
伊勢丹新宿本館5階 ウエストパーク
修行先との関係もあり、
シェーカー家具と絡めた展示に参加することは多いですが、
オーバルボックス以外では、
シェーカーのカタログからデザインを引っ張ったものを作ってはいない訳で。
このようなタイトルの企画に対して、
どんなものを用意していけるか迷いはありましたが、
いつもどおり、
シェーカーに擦り寄って、亜流のようなものを作るのでなく、
その精神を参考にしつつ、
自分流の家具作りを表現することに徹していきます。

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百貨店での展示は初めてで、
今回はボリュームがでるように色々頑張って作っています。
お近くの方は是非お越しください。

「家具選び」セミナー

左京区の恵文社さんにて、
「家具との暮らし 家具選び」
のタイトルでセミナーをおこなってきました。

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家具の見方、選び方という、
とても広い範囲のテーマでしたが、
僕が出て行って話せるのは無垢の家具の特徴と魅力で、
話の大半はその内容になりました。
無垢の家具と合板家具との性質の違い、
それぞれの適材適所の話から始まり、
反ったり、膨張したりする無垢の性質と向き合いながらの家具作りのこと。
その質感や経年変化の良さが無垢材の魅力であり、
永く使ってもらうためにどのような気を配っているか。
家具の生活への取り入れ方の話をするには、
シェーカーの話も織り込みました。
シンプルな暮らしを体現するシェーカー家具ですが、
ひとつの家具から自分の暮らしを形づくって行くのも、
魅力的な生き方だな、と感じています。
ひとつの美しいチェストを手に入れて、
それに納まるだけの身だしなみを持って暮らす、など。

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手間をかけて家具を作っていますが、
コストの問題で、手間を省くことを考えることはないか、
との質問がありましたが、
美しいもの、永く使えるものを提供するには、
木をしっかり見る、ホゾで組む、カンナで仕上げるなど、
省けない手間があると思います。
やたらと手間をかけて腕自慢するのではなく、
真摯にものづくりに取り組む姿勢。
そうしてできる家具は存在感が違います。
そういうものを作って行きたいから。
2時間半で、
思いを語りつくして、お客さんは少し辟易気味だったかも。
心配になって、後で数名の方と話しましたが、
普段聞けない話が聞けてよかったと言ってもらえ、ホッとしました。
こんな形で話をすることもあまりないことだと思いますが、
自分の考えを整理する良い機会とさせてもらえました。

イベント告知

工房の改装作業は、
下地作りまできました。

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吊り天井用にぶら下がった材木が、
かんぴょうでも干してるような様子ですが、ストップして、
25日に恵文社で行われるイベントに備えます。
「第13回 彩工房 暮らしと住まいのセミナー
家具職人 田路宏一さんに教えてもらう 家具との暮らし・家具選び」
1月25日(日) 12:30-15:00
COTTAGE (恵文社店舗内南側)
「教えてもらう」などとはえらそうなタイトルですが、
主催の工務店さんのネーミングです。
巷で売られている量販家具と、
我々家具作家の作る工房家具との違いを紐解いていく趣旨のイベントです。
人前に出て話すようなことは初めてに近いですが、
製作過程など説明して、
無垢の木と向き合ったものづくりについて、
興味を持ってもらえる話ができたら、と思います。
当日は曲げ盆、オーバルボックスなどの物販もあり。

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来場ご希望の方は以下のページよりお申し込みください。
http://www.saikobo.co.jp/events_14.html

「Learn to Shaker」終了

落ち葉舞い散る秋。
ヤギたちは喜んで落ち葉をほおばります。

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このあと冬が来て落ち葉が完全に落ちきると、
ヤギにとって外には食べるものがない季節。
新芽の生えてくる4月まで、
ひたすら乾草を与えられることになります。
それでも食欲は満たされますが、
ヤギとていろいろと選り好みしながらの食事が楽しいようで、
冬が来るまでの晩餐を繰り広げる日々です。
先日、
「Learn to Shaker」が終了しました。
前のブログでは紹介できてなかった僕の出品作品。

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ビューローです。
材は希少なアサダ材。
シェーカーの家具の写真で、ライティンクビューローは見かけますが、
今回は鏡を内蔵し、ドレッシングビューローと想定して製作しました。
パタンと扉を閉めれば、雑多なものを手軽にしまってしまえるのがこの構造の利点。
今の時代、パソコン用になど、いろいろ使い道はありそうです。

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本体組み立ての仕口はアリ組みとしました。
シェーカー家具は、
僕が家具の製作に興味を持つきっかけになったスタイルですが、
今、家具工房として独立して一定期間がたち、
再びそれと向き合って思うことは、
シェーカー家具は作り手としての自分の写し鏡だ、ということです。
使う機能から離れた形優先のものづくりになっていないか。
丁寧な仕事を忘れていないか。
そういうことを語りかけます。

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さあ、
楽しい宴の期間も終わりました。
これからまた、それぞれ自分のものづくりと向き合う日々。
楽しんでいきましょう!

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「Learn to Shaker」

開催中のグループ展、
「Learn to Shaker」
に向かう峠道、車中よりの眺望。

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葉は色づきつつあります。
本格的な紅葉も近づいている様子。
会場の模様も画像にてご紹介します。

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10人での展示で、
スペース配分の都合上、椅子を中心とした展示になっていますが、
それぞれに、「いさぎのよい」、気持ちのよい作品が並んでいます。
奥の間にはシェーカーのエンフィールドチェアーが。

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空間を引き締めます。
シェーカー家具についての簡単な説明文も張り出し、
文と出展作品とのつながりを探す楽しみもあり、
例年以上に面白い展示になっていると思います。
11月9日まで、是非お越しください。
アートライフみつはし
京都市左京区銀閣寺前町23
℡075-752-3814

イベント告知、キッチン完成

今年の秋はクラフト出店します。
まずは近場でけいほくクラフト。

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開催は10月4,5日ですが、
4日土曜日のみの出店です。
もう一つは石川県能登島の、のとじま手まつり。

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こちらは10月18,19日両日とも出店。
どちらも3年前に出店させてもらっています。
イベント出店はもちろん売上も気になるところですが、
僕としては、場を楽しみたい気持ちの方が強く、
肩の力を抜いて、お客さんとのコミュニケーションを楽しもうと思います。

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数日前には、製作に一ヶ月を要したキッチンが完成。

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えらく工期がかかってしまいましたが、
その分のボリューム感はあります。
総W2900×D650×H900。
収納には工夫を盛り込んでみましたが、
使い勝手は追ってご紹介することにして、
まずは妻に料理を楽しんでもらおうと思います。

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