台風一過の京北。
二日間の激しかった雨風が去り、
置き土産のように庭には小さな蛙が遊んでいます。
知り合いの方からお借りしていた、
モーエンセンの籐張りのアームチェアーの張替えをしました。
奥が古い籐が張ったままのもので、
手前が張替えをしたものです。
籐張りはフレームにかかるテンションがきつく、
張り方によってはフレームがよじれるような力が加わるので、
お借りしていたチェアーは左右のフレームのホゾが壊れ、
緩んできていました。
テンションに負けないように頑強な接合にすべきところでしょうが、
デザイン性を求めたギリギリの仕口面積でせめぎあっていることが見て取れます。
よじれたフレームはナラの新材に取替えました。
シンプルでありながら、
全体のバランスで有機的な印象を与えるモーエンセンのデザインが好きです。
籐にしても、座面以外にも使用価値がありそうなので、
色々試していきたいと思います。