トネリコで曲げ木

冷え込むことの少ない今年の冬ですが、
先月末より不意に訪れる真冬の寒さ。
しかし今年の工房は快適そのもの。
なぜなら、天井と仕切り扉が付いたから。

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ストーブを点ければ手加工場は10℃ほどに保たれ、
ボンドによる接着作業も安心してできます。
秋の内にがんばっておいて良かった。

さて、
昨年冬にトネリコの丸太を製材して丸一年。
そろそろ使って行こうかと、桟積みをばらしてみました。

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外に置きすぎたせいで表面が黒ずんでしまいましたが、
一面削ればきれいな木目が現れました。
北米材のアッシュに似た木目です。

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触った感じ、重さからは、
乾燥はすすんでいる様子でしたが、
乾燥度合いにさほど影響のない曲げ木から使ってみることにしました。

期待通りの弾力。
同じ寸法の栗材では内側にしわが入って曲げがいびつになりましたが、
トネリコではきれいなアールが出ます。
曲げに適していることが確認できました。

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生木の自然乾燥はここ京北ではなかなか難しいですが、
丸棒構成の椅子ならホゾの部分の強制乾燥で対応できるので、
希少なトネリコでも丸太買いが十分活用できそうです。

今週の我が家

なかなか毎日更新とは行かず。今週の出来事を一気にお伝えしたいと思います…!
家はようやく家らしく整ってきました。

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庭も耕して、何年かぶりの畑に再挑戦。勝手口を出たらすぐそこは家庭菜園…の予定です。

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仲良く並んで草を食べる「くう」と「ねる」。今週ようやく1歳になりました。まだ1歳!?とは信じがたいこの1年の出来事の濃さ、この体のデカさ、です。
仕事の方も精力的に頑張っています。

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ダイニングテーブルが出来上がりました。シンプルイズザベストのお手本のようなテーブル。来週納品予定です。

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そして、京北のおいしいパン屋 田中店の看板息子のウーハー君がメンテナンスに帰ってきていたのをやっとお色直しすることができました。早速翌日のイベントでお目見えとなります。
その他、スプーン教室や小物作りなど、すべて挙げたらきりがないので今日はこの辺で…

ペンキ塗りたて

新工房にいよいよ住まいも引っ越すべく、住居(ゆくゆくはショウルーム)スペースの壁を塗っています。

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お姉ちゃんが塗れば、

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妹も塗る。

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私も塗って、

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工房長はお手製の動く脚立に乗って天井を塗ります。動画でお見せしたいくらいの可動性に長けたマシーンです。
こんな感じで、4月からここに住むため家族総出で頑張っております。
もう一家族。ヤギたちは寒さがゆるんでほっとしたのか、ひなたぼっこの毎日。じつにのんびり、羨ましいです。(ツ)

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チェアー、自作ドア

ペーパーコードの張りあがったチェアー。

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後ろ脚部材ともたれの連続したカタチを表現しました。
シンプルで作りこみ過ぎないものを製作上のテーマにしていましたが、
座り心地などを確かめながらの製作で、えらく手間取ってしまいました。
後姿もきれいな椅子になりました、
ギャラリーのトイレのドアを製作。

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ドア、枠共にくるみ材です。
取っ手もアサダ材で自作。

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建具で自作のものを入れていくと、
空間にオリジナル感が一段と出てきます。
3月一杯時間を頂いて、
やりかけの改装を一気に終わらせます!

納まりました。

今年も仕事納め・・。
いや仕事は少し前に納まっており、
ギャラリー作りを納めました。
まだまだ雑然としております。

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今年の一月、一面に散らかった不要物を処理するところから、
詰めて仕事して時間を作ってはこつこつとリフォームを進めてきました。
自分達の活動拠点なのだから、
できるだけ自分達で手をかけて形にしたい。
形になるまであともうふた頑張りほどかな。
ヤギ小屋も壁を2重構造にして防寒仕様。
中は結構暖かいです。

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ヤギって寒いの大丈夫らしいけど。
冬毛が沢山生えてたり、
体の中で餌を発酵させて熱を発生させたり、
厳冬を乗り切るいろんな技を持ってるんだそうです。
羨ましいですね。
最後にメンテナンスに帰ってきたベンチの画像を。

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修行時代に作ったシェーカースタイルのベンチ。
日のあたる場所に置かれたせいか、
色はあせ、湯飲みの輪染みも所々のできています。

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でも、帰ってきたベンチをみたときの僕の感覚は、
「この退色の感じ、いいよな・・。」
使われることで増す風合いを体現してくれています。
本当に大好きなこの「感じ」。
よいものを作っていかなくてはと、モチベーションを与えてくれます。
今年もブログをお読みいただいて本当にありがとうございました。
よいお年をお迎え下さい。

ペーパーコードのベンチ

ペーパーコードのベンチ、
座面が編みあがりました。

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黒ペーパーコードのカナコ編み。
一人掛けの椅子の2台分のペーパーコードと時間を費やし、
途中でペーパーコードが足りなくなって慌てて注文することもあり・・。
編みあがりは黒光りしてます。

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脚の造形は画像ではわかりにくいですが、
丸棒状ではなく、楕円に削りだしています。
オイル塗装で縞杢がきれいに浮かび上がりました。
ベンチと平行して取り掛かったのが、
ギャラリーと作業場とを隔てるドアの枠。
これがはまらないと壁が張れない。
でも兼ねてからやりたかった特殊な形があったのです。

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薄板を重ねてまげる、「ラミネイト曲げ」。
勢いで内径の型も製作。
左右対称にして、アーチが出来上がりました。

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家具を仕上げるときのように丁寧に面取り、ペーパー当てをして、
取り付けた模様。
素敵な形です。

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夏到来

梅雨が明け、市内よりは涼しいはずの京北も暑さでうだってます。
新しい作業場は鉄筋・・。
昼以降の暑さは強烈です。
桂川に非難せねば。
お盆を仕上げました。
今回はくるみとさくらの二種で製作しました。
くるみでは曲げにノーストレスでしたが、
さくらは同じように曲げてもよく折れる・・。
かなりの数失敗しました。
意外な結果でしたが、外側に帯鉄を巻いて曲げ、クリア。

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底板はそれぞれ反りの少ない柾材を使っているので、端正な風合いです。
ギャラリースペースの内装も進んでます。
トイレと、ミニキッチンスペースも確保して、と。
ヤギも見学にやってきました。

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壁作りに見切りをつけたら、
小箱の製作、サイドテーブルなど。
夏休みはまだ遠い!

同時進行

同時進行の進行状況諸々。
近くに住む漆芸家さんの木地として、
小箱を数パターン製作させてもらいました。

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タモ、ナラの柾目をチョイス。
木でありながら、異質な繊細さを感じさせます。
作家さんが、使用のシチュエーションを想定しながら、
慎重にサイジングした各箱たち。

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画像の重箱は名刺サイズで、
渡す名刺、頂く名刺をそれぞれ収納するようにデザインされています。
暮らしの中で生まれる「あったらいいな」を形にする、
そんなものづくりのあるべき姿を見せてもらった気がして、
負けてられないな、と思いながら、
心を込めて製作しました。
のびのびになっている展示スペースも、
時間を作って床を仕上げ、
仕入れてあった床材30坪分が全てなくなりました。
窓も磨いて、さっぱりしています。
このあと、作業場と展示スペースを区切るための壁を作ります。
そしたら入り口を木製建具に変えて、
展示棚を作って、最終的にウッドデッキ作って・・。
と夢を広げております。

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ヤギ達の成長も待ったなし。
広めの運動スペースを作ってやりました。
こかげもあって、過ごしやすくなったはず。

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そして椅子2脚の製作にかかっています。
荒木取りは済ませてあったので、
一気にいきます!

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床完成

床ができました。

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といっても作業スペース分だけなので、まだまだ作業は残ってますが。
とりあえずこれで仕事ができます。
これだけ張るのにもかなりの板の枚数で、
打った釘も1000本以上。
できあがってしばし放心状態でした・・。
今はまっさらの杉の無垢板も、
土足で作業して、木屑にまみれて、
一年も経てば良い感じで傷んでくるでしょう。
ベニヤでなくて無垢板になったのは行きがかり上でしたが、
鉄骨建てのこの建物に無垢の素材が使われることで、
面白い感じになっていけばよいな、と思います。
その狼煙がこの床板ということで。

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早速機械をレイアウトして、
仕事再開です。

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床板作り

床に貼る杉板を加工しました。

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積み上げられた無垢材の杉。加工前です。
これを機械にかけ…

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横なぐりの木屑!を浴びると…

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こんなきれいな板目が現れます。

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そして繰り返される木屑の嵐!

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この作業を60回くらい繰り返したでしょうか?
二人ともニット帽に付いた木屑ドレッドを振り乱して頑張りました{%雷webry%}(ツ)