先日、異なった2件のワークショップを行いました。
まずギャラリースペースにて、豆皿づくり。
日曜の午後、薪ストーブで温まった部屋で、まったり木工。
京北産のサクラ、ホオの木を材料にお好みの形の豆皿を、
丸ノミを使い、削り出していきます。
地道な作業なので、最初は完成がほど遠く思われますが、
内側が仕上がり、外郭を切り出すと、一気に形となって表れます。
オイル塗装で木地の色目がはっきりしてくると、
サクラのピンク、ホオの緑が引き立ちます。
続いて、京都駅に程近い、
町屋住宅展示場にて行ったワークショップ。
お題は、「北山杉を使ったクラフト体験」。
対象が小学生ということで、簡単に木に親しむことができる内容に絞り、
磨き丸太の半割にギムネでいくつか穴を空け、
のこぎりで好きな形に切ってペン立てに仕上げます。
特にギムネは皆初体験で、代わる代わる挑戦して、
ペン立て、ハンコ立てなど、
親子で思い思いの作品を仕上げていました。
2つのワークショップに共通するのは「アナログ感」。
電動工具を使わず、ノミ、ギムネなどの手工具をつかうことで、
木の硬さ、匂いなどを感じてもらいたい、という思いがあります。
作業は地道で、少々疲れますが、
その分没頭できる時間でもあり、達成感もあります。
当工房のワークショップでは、
木と存分に向き合える時間を提供したいと思っています。
豆皿づくりは3月も開催します。
その他企画次第お知らせします!