画像のテーブルは、6年前に製作して、うちで使っているテーブル。
食卓として使って、毎食後に水拭き、乾燥してきたらオイルを塗って使ってきました。オイル塗装のツヤよりも、普段の乾拭きによるツヤがまさってきて、この後は普段使いの乾拭きだけで渋いツヤが増していきます。
ウレタン塗装の施されたテーブルは、出来立てピカピカですが、こういった経年変化は味わえません。
小さな子供のいる我が家では、天板、脚など、細かな傷だらけです。子供たちが育ったころにこれらの傷を消すためにスクレーパーや紙やすりで表面をそぎ落とすことはできますが、柱についた傷のように、家庭の記憶としてそれらの傷を残して使ってもいいのではないでしょうか。傷をものの「劣化」と受けとめさせないおおらかさが、無垢のテーブルにはあると思います。