Chairs

組立が終わったチェアー12人衆。
こうやって整然と並べると、何かのモニュメントに見えます。
修行中にも感じたことですが、
同じ形の部材が大量に並んでいるのを見ると、
思いがけず美しさを感じたりするもの。
「数」と「小ささ」は、人の心をくすぐる何かがあるのかもしれません。
この椅子は特に、
たくさん並んだときの後姿がきれいに見えるように、
曲がり、傾きのないまっすぐな後ろ脚を用いて作りました。
納品時、テーブルにセッティングされた椅子たちを見るのが楽しみです。

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胡桃の天板

仕上がったテーブルの天板。
板目の胡桃材が美しい模様を見せています。
僕はこの胡桃の、濃くもなく、薄くもない、
不明瞭な色合いがなんとも好きです。
そして肌当たりはなんとなく軟らかく、
テーブルの天板や、椅子の座面など、
人の手に触れやすい場所に持ってきたい材です。
このテーブルの胡桃材も、他の材と同様、
経年変化で年月とともに色合いを変えて行くことでしょう。
樹木から、テーブルへと姿を変え、新たな人生ならぬ樹生(?)の幕開け。
100年後まで、使っていただきたいものです。

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カンナがけ

当工房では、製作する家具の表面、裏面、ほぼ全ての面にカンナがけがしてあります。
テーブルトップのカンナがけは特に重要で、
かんなの刃の出具合を最小限にして、
すけるような薄いかんな屑を出しながら、
全体がフラットになるように仕上げていきます。
今回の材料のくるみは、比較的やわらかい材で、
それほど力を入れなくても、スルスルと、つながったカンナ屑が出てきます。
それでも、数回削っているうちに切れやんでくるので、
研いでは削り、また研ぎ、の繰り返しで、
ようやく仕上がってきます。
体全体を動かすので、
寒い季節にはもってこいの作業ですが、
逆に夏は最悪。
夏は挽き物、冬は板物の仕事が固まって来ればいいな、
などとは思っておりません。
夏でもジャンジャンテーブルつくりますよ〜!

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ローテーブル

テーブルが出来上がってきました。
それにしても、ローテーブルの写真撮りって結構難しい。
どうしても上から目線中心の画像になってしまうし、
天板だけがのぺっと写った画像になりがちです。
まあ、天板の木目の美しさが伝われば、それも良いのだけど。
今回は、地面レベルから見上げて撮ったこの画像。
他のショットは納品後紹介します。

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二月が終わる

今日で二月も終わります。
工房長は美しい箱をつくっていました。
箸箱です。

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写真で伝わるでしょうか。蓋の材の木目が眩しい程の光沢を放っています。

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ツマはこの冬、寒い朝、外にある小鳥の水飲み場のくぼみに氷が張るのを
楽しみにしていました。そしてできた氷皿に花を盛り付けたり、閉じ込めたりして喜んでいました。

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悲しいこともあった今月の密やかな慰みでもありました。
もう暖かくなってできないのが少し残念ではあるけれど。

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気持ちを切り替え、春に向かいます。

只今製作中のテーブル3台は、
同じスペースで使用するために、
サイズをぴったり合わせなくてはなりません。
3台分同時に製作することによって、各個のサイズの誤差をなくします。
しかし、仮組みしたテーブルの脚部分たちに、工房内を占拠されてしまいました。
一人で作業するには十分な広さの工房だ、と思っていましたが、
機械やらを広げて置いてみると、結構いっぱいになってきます。
今回のような複数テーブルの注文があると、一発で手狭になってしまいます。
工房を開設するときは、とりあえず作業ができるスペースをと場所を探し回っていましたが、
案外在庫や、材木などにスペースを取られるもので、
トータルで考えると、作業場は広いにこした事はないですね・・・。
うまいこと隅のほうに積み上げて、どんどん作業は進みます。

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春は近い

現在、ゲストハウスに納めるチェアーとテーブルを平行して製作しています。
チェアーの部材数は一脚当たり13。
その内丸棒が12本。
12脚製作するとなると、144本・・・。
144本の部材を全て旋盤で手加工、とは
なかなかヘビーな仕事量ですが、ひるんでいる場合ではありません。

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そして日曜日。
このところ続く晴天に、早いですが春の訪れを感じ、
畑の土を整えました。
耕したてのほこほこの土を見ていると、
今年こそは確かな収穫の予感がします。
来週には畝を作ろうと思います。

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宝の山

友人から、開業祝い(?)にと、
銘木のはぎれを大量にいただいてしまいました。
楓や、栃、水目桜に黒柿・・・。
まさに宝の山です。
木工家ではない友人は、暇があれば器でも作ろうと、
材だけ買い集めていたとか。
それを一気に譲ってもらったのです。
さあこれで何作ろう・・・。
木目に個性の強いものが多いので、面白い小物ができそうです。
小物を作って友人にも還元せねば。
ノブくん、ありがとう!多謝です。

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曲げ木

試作が終わった椅子の本製作に取り掛かっています。
今回の椅子は、背もたれに曲げ木のパーツを採用しています。
木材加工の範疇で、曲線を表現しようとする時、
方法はいくつかあります。
ごつい材から削りだすか、積層して曲げるか、
あるいは材を蒸して曲げ木するか、などなど。
最近では高周波を当てて曲げる、なんて技術もあるみたいですね。
蒸し曲げは古来から行われている加工法で、
まっすぐな材から加工するので、木目が寸断されず、
材料のロスも少なくて済むという、合理的な加工なのです。
しかし、一口に木を曲げるといってもそう簡単にはいきません。
思い通りの曲線を出すためには、材種、材の寸法、蒸し時間など、
様々な要素がからみあい、経験が必要です。
私も経験値上げて、色んな曲げに挑戦していきたいです。

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カナコチェアー完成

先日のカナコ編みのチェアーが完成しました。

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美山のゲストハウスのダイニングチェアーになる予定です。
背もたれにカーブを持たせましたが、後方への傾きはなく
背筋を伸ばして美味しいお料理をいただけることでしょう。

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名前が同じという事で人事とは思えず、
ツマも編みました。
とてもしっかりした、且つ美しい座面に仕上がりました。