中之島での展示から帰ってきた製作物をご紹介します。
キッチンスツール
3本脚は地面に接しやすいので、
昔から外などで作業用スツールに使われていました。
ハイジのオンジもヤギの乳絞りの時は3本脚スツールだったような・・。
ただし、座面が高くなると安定感がなくなるので、
あくまで作業用として、またはチョコッと腰掛ける用のスツールとして、
例えばキッチンで加熱の合間に腰掛けるための、
場所をとらないスツール、などとして提案していきたいです。
大きめの器も数点製作しました。
こちらはカエデで、高さ20センチほどある深めのボウルです。
死に節のあった部分を削り取って、動きのある口元になりました。
トチ、サクラ、ナラでも製作。
これらの材はほとんど京北近郊から出たもの。
周りに木の沢山ある環境で作業できているので、
こういう恩恵は生かしていけるようにしたいものです。
さらに、サラダ用のサーバーセット、フォークも。
自分が作ったカトラリーを使って感じることは、
口に入れたときに、木の厚みが心地よく感じられることです。
あまり薄くしすぎると脆くなるために厚みを残している面はありますが、
この厚みから得られる感触は逆に他の素材では感じにくい感覚だと思います。
木ならではのボリューム感は残しながら、
かわいらしくなりすぎないデザインを心がけたいです。
さて、結構作ったし、
いつものように数点は実際に使ってみて使用感を確かめることにします。